カードローンを利用する上でとっても気になってしまうのが金利。
この金利というのは返済する利息のことだから、もしもローンを利用するならば、利用者と金利は切っても切り離せない関係ですよね?

今回はそんな借入した時の金利、利息の仕組みについて、解説していきたいと思います。

「規制金利」と「自由金利」

金利には「規制金利」と「自由金利」の2種類があります。

「規制金利」は政府や日本銀行が、法律に基づいて決定する金利のことをいいます。
規制金利の代表的なものに公定歩合がありますが、公定歩合はお金に関わる様々な金利のうち、日本銀行が民間銀行へ貸し付けを行うとき、適用される基準金利でもあります。

「自由金利」とは市場における資金の需要と供給の関係で自由に決められる金利のことをいいます。

日本ではこれまで、規制金利を中心とした金利体系が作られていました。
なぜならそれには銀行間の競争激化を避けるため、そして日本が戦後の荒廃から立ち直っていくためには、銀行をはじめとする金融機関に対して信用や不安を生じてはならないという政府の考えからでした。

物価の安定や安定雇用、国際収支の均衛のため、更には銀行は絶対に倒産しない、銀行にお金を預けておけば安心というイメージの定着を持たせることによって戦後の日本経済を立ち直らせる礎となったのです。

こうして日本は高度経済成長期を迎えたわけですが、徐々に自由金利への懸念が広まっていきました。
そして1994年(平成6年)以降は金融の自由化が進められ、10月に規制金利から次第に金利の自由化が完了していったのです。
これによって公定歩合が持つ意味や役割が薄れ、預金金利との連動もなくなったのです。

日本の金融取引にはじめて自由金利の概念が登場したのは、証券会社の「債券現先(サイケンゲンサキ)取引」という金融取引が行われるようになってからです。

債券現先取引」とは、債券を持っている人が、一定期間後に一定の価格で買い戻す、もしくは売却することを条件として、売買する取引のことを言います。
債券を購入したい人にとっては短期の資金運用の手段となり、債券を持っている人にとっては短期的な資金調達となるため、急速に拡大していったのです。

債券とは?
債券とは国や地方公共団体、企業などが一般の投資家からまとまった資金を調達することを目的として発行するものです。
債券を購入すると、定期的に利率分の利子を受け取ることができます。そして満期日を迎えると、額面金額である金額を受け取ることができます。例えば、お金を借りましたと言うチケットを発行してもらい、そのチケットが1枚10000円としたらそれを9800円で買います。
200円が利子となり、数年後に10000円となって戻ってくるという仕組みです。

資金調達をするために発行する点では、株式と目的は同じですが、利率や満期日などがあらかじめ決められて発行されるのが債券です。

自由金利の決定は需要と供給の大きさ

自由金利の仕組みはお金の需要と供給のバランスによって決まります。

お金を借りたい人が貸す人より増えれば貸すお金が足りなくなり金利が上がりますが、お金を借りたい人よりも貸したい人が多ければ反対にお金が残って金利は下がります。

お金の保有についても金利の水準で決まってきます。金利が高ければ、ほんの少しでも流動性の高いところに預けようとするため、預貯金しておく人が増えます。逆に金利が低ければ、住宅ローンであれば借り換えをしたり、住宅購入を考える人が増えるなどお金を手元に保有しながら、物の購入に充てる人が増えます。

カードローンの金利の決まり方

ではカードローンというのはどうやって金利が決まるのでしょうか。

銀行系カードローンや消費者金融の金利にはお金を借りる金額によって、幅があるのはご存じだと思います。
例えば三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」の年利は1.8%~14.6%、ジャパンネット銀行ネットキャッシングの年利は2.5%~18%、消費者金融のプロミスの年利は4.5~17.8%というようにかなり幅があるケースが多いです。

このお金を借りる金額というのは、つまり「利用限度額」のことですが、この「利用限度額」と利用者自身の「過去の利用実績」(信用)によって決まることが多いようです。

金利は融資枠が大きくなるほど金利が低くなり、融資枠が小さくなれば金利が高くなります。
ただしカードローンの金利は利用者の融資枠の大きさで決まるものですが、ここで間違ってならないことは利用者が「借りることができる額」によって変わってくる、ということです。
これは前述の「過去の利用実績」(信用)によっても多少変動します。

この金利は三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」の金利です。
先ほどバンクイックの金利は1.8%~14.6%と申し上げましたが、利用限度額によって銀行で決められている金利は次の表のようになっています。

 

利用限度額 借入利率
400万円超500万円以下 年1.8%~6.1%
300万円超400万円以下 年6.1%~7.1%
200万円超300万円以下 年7.1%~9.6%
100万円超200万円以下 年9.6%~12.6%
10万円以上100万円以下 年12.6%~14.6%

このように利用限度額が少なければ金利は低く、大きくなればなるほど適用される金利は高くなっています。

誰でも少しでも金利は低い方がいいに決まっています。しかしそのためには利用限度額が大きくないと低金利で借りられません。
また、消費者金融でお金を借りる場合は「総量規制」という縛りがあります。

もしも400万円の利用限度枠まで申込みしたい場合、年収の1/3までという法律によって1200万円の年収がある方に限られる、ということになります。
その一方で銀行系カードローンは総量規制の対象外となるため、例え1200万円の年収がなくても大きい枠でお金を借りられることもあります。

そのためには返済期限をきちんと守り、信用実績を積んでいくことが大変重要となります。

銀行カードローンで融資を受けたい方法は、「銀行からお金を借りる方法」をご覧ください。
メリット・デメリット含めた内容をご紹介してします。